こんにちは、はりたもです。
贈り物が届いてうれしいのに、「お礼状は何から書けばいい?」「親しい人にも拝啓・敬具が必要?」「お礼が遅れてしまったら?」と、ペンが止まることはありませんか。
個人に送るお礼状では、品物が届いたこと、贈ってくれた気持ちへの感謝、具体的なひと言を伝えると、短くても内容がまとまります。形式だけを整えようとして、連絡が遅くなる必要はありません。
日常の贈り物なら、まずは「届きました。ありがとうございます」と早めに伝えましょう。そのうえで、相手との関係や贈答の場面に合わせて、手紙・はがき・メッセージを選びます。
この記事では、個人で受け取った贈り物へのお礼を中心に、書き方と場面別の例文を紹介します。香典返しはお祝いとは扱いが異なるため、分けて解説します。例文の人名・品物・近況は架空です。実際の事情に合わせて書き換えてください。


この記事で理解できること
- 個人に送るお礼状の基本構成と連絡のタイミング
- 手紙・一筆箋・メールの使い分けと句読点の考え方
- 結婚・出産・季節の贈り物などに使えるお礼状の例文
- 香典返しへの対応とお礼が遅れたときの書き方
頂き物のお礼状 例文 個人向けの基本的な書き方
最初に、日常の贈り物に共通する書き方を整理します。長い文章や難しい敬語よりも、何を受け取り、どんな気持ちになったのかを、相手に伝わる言葉で書くことを大切にしましょう。
よくある不安とその対処法

「失礼のない文章にしなければ」と考えると、書き出しが難しく感じられます。まずは、受け取った事実、お礼、感想や使う予定、相手への気遣いの順にメモを作ってみてください。一つずつ文章にすれば、短いお礼状になります。
| 書くこと | 表現の例 |
|---|---|
| 到着の報告 | 本日、お送りいただいたお菓子が届きました |
| 感謝 | 温かいお心遣いをありがとうございます |
| 具体的なひと言 | 週末のお茶の時間にいただくのを楽しみにしております |
| 結び | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください |
日常の贈り物への短いお礼状
〇〇様
本日、お送りいただいたお菓子が届きました。私の好みを覚えていてくださり、ありがとうございます。
週末のお茶の時間にいただくのを楽しみにしております。
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
〇年〇月〇日 □□
まだ食べていなければ「おいしくいただきました」とは書かず、楽しみにしている気持ちを伝えます。使っていない物なら「大切に使わせていただきます」と、これからのこととして書けば自然です。贈り物の金額やブランド名を、無理に褒める必要もありません。
目上の方には落ち着いた丁寧語で、親しい友人には普段の距離感に合う言葉で構いません。相手との間でいつも使っている言葉を土台にして、感謝を具体的にすると、借り物の文章になりにくくなります。
手紙を書くときに気をつけたいNG例

気を付けたいのは、言葉遣いだけではありません。名前の誤記、別の人にもらった品物との取り違え、まだ起きていないことを感想として書くことなどは、送る前に見直せます。
| 避けたい書き方 | 整え方 |
|---|---|
| この前はどうも | 先日は、素敵なお花をありがとうございました |
| 高価な物で驚きました | 私のために選んでくださったお気持ちがうれしいです |
| 家族みんなで食べました(まだ未開封) | 家族でいただくのを楽しみにしております |
| 忙しくて忘れていました | お礼のご連絡が遅くなり、失礼いたしました |
好みに合わなかったとしても、事実でない絶賛を並べる必要はありません。「お気遣いいただき、ありがとうございます」と、選んでくれた気持ちへ感謝できます。一方、破損や配送の問題で対応が必要な場合は、お礼とは別に、状況を正確に伝えましょう。
- 宛名の漢字と敬称を確かめる
- 贈り物と贈り主の組み合わせを照合する
- 季節の挨拶や近況が、送る時期と事実に合っているか見る
- テンプレートの〇〇や別の人の名前を残さない
- 相手に返事やお返しを要求する文章になっていないか読む
結婚のお礼と弔事の連絡では、ふさわしい言葉が異なります。華やかなお祝い用の文章を、香典返しの到着連絡へそのまま流用しないようにしましょう。
忙しいときでも失礼にならない簡易お礼方法

手紙を書く時間が取れないときは、相手が普段使っている連絡方法で、到着とお礼を先に知らせる方法があります。親しい相手ならLINE、普段メールで交流している方ならメールなど、相手が受け取りやすい方法を選びます。
先に伝える短いメッセージ
本日、贈ってくださったタオルが届きました。温かいお心遣いをありがとうございます。
毎日の暮らしで大切に使わせていただきます。取り急ぎ、到着のご報告とお礼をお伝えします。
メールなら、件名を「贈り物のお礼(□□)」などとすると用件が伝わります。LINEでは、スタンプだけで済ませず「何が届いたか」と感謝の文章を添えると分かりやすくなります。初めての相手へ、連絡先を探してまで私的なSNSを使う必要はありません。
改まった贈答や、いつも手紙をくださる方へは、先に連絡した後で便箋に書いて送ると丁寧です。ただし、あらゆる贈り物に必ず二度お礼をしなければならない、という決まりではありません。普段のやり取りや相手の希望を踏まえて考えましょう。
一筆箋やカードなら、二、三文でもまとまります。短い文章にする場合は、時候の挨拶を長く入れるより、お礼そのものを先に書くと伝わりやすくなります。
お礼状に添えるちょっとした贈り物アイデア

日常のちょっとした頂き物では、お礼状に必ず品物を添える必要はありません。「何か返さなければ」と考えて連絡を先延ばしにせず、感謝は先に伝えましょう。結婚・出産などのお祝いへの内祝いは、日常のお裾分けと分けて考えます。
品物を贈る場合は、お茶、小さなタオル、相手の好みに合う菓子なども候補になります。食べ物ならアレルギーや保存方法、受け取りやすい量などを考えます。高価な物で釣り合いを取ろうとするより、相手に負担をかけないことを大切にしてください。
別便で品物を贈るときのひと言
このたびは、温かいお心遣いをありがとうございました。
感謝の気持ちとして、心ばかりの品を別便にてお送りいたしました。お受け取りいただけましたら幸いです。
この例は、実際に別便で発送した場合の表現です。同じ荷物に入れたときは「同送いたしました」など、実際の送り方に合わせます。菓子箱や厚みのある品物を、手紙用の普通の封筒へ無理に詰めるのは避け、適切な梱包と配送方法を選びましょう。
お返しを辞退されたときは、その気持ちも尊重します。形式を整えることより、相手の意向や地域・家庭の習慣を確かめる方が役立つ場面があります。
お礼状を送るタイミングとマナー

お礼は、受け取ったことに気付いたら、できるだけ早く伝えるのがおすすめです。配送した相手は、品物が無事に届いたか気にしていることがあります。お返しの品を選ぶ時間と、到着を知らせるタイミングは分けて考えられます。
日本郵便も、私用の手紙ではタイミング、用件の分かりやすさ、自分の言葉を大切にする考え方を紹介しています。(出典:日本郵便「手紙を書くときのポイント〈プライベート編〉」)
- 届いたことに気付いたら、無理のない方法で到着と感謝を知らせる
- 手紙で丁寧に伝えたい場合は、間を空けずに準備する
- 出産直後や療養中などは、体調を優先し、短い連絡や家族の手助けも考える
- すでに日がたっていたら、さらに待たずに今から伝える
「三日を過ぎたら手遅れ」と考える必要はありません。早めに伝えることは大切ですが、すべての相手・事情に同じ日数を当てはめると、かえって動けなくなることもあります。遅れた場合は短くお詫びし、現在の感謝を伝えましょう。
電話で伝えるなら、相手が出やすい時間を選び、長話を避けます。早く知らせたいからといって、深夜に電話をする必要はありません。メッセージの通知が負担になりそうな相手にも、送信時刻を配慮してください。
手書きのお礼状とその効果

手書きの手紙には、文字や筆跡が残る温かさがあります。丁寧に時間をかけてくれたことをうれしく感じる相手もいるでしょう。ただし、手書きだけが誠意の証明になるわけではありません。読みやすい印刷やメールが、相手にも自分にも合う場合があります。
手書きにするなら、字の上手さより、読める大きさと適度な行間を意識します。下書きを別の紙に作り、宛名と品物を確かめてから清書すると、書き直しを減らせます。便箋の罫線に合わせて詰め込みすぎないことも大切です。
- 相手が読みやすい字の大きさにする
- 黒や青など、文字が見えやすい筆記具を選ぶ
- かすれやにじみがないか、使う紙で試す
- 印刷する場合も、読みやすい文字サイズと余白を取る
手に痛みがある、文字を書きにくい、まとまった時間が取れないなどの事情があれば、無理に手書きを選ばなくて構いません。印刷の文面に署名だけ手書きする方法もありますが、それも必須ではありません。あなたが無理なく伝えられる方法を選びましょう。
私が大切にしたいのは、書き方の負担で感謝が止まってしまわないことです。手段よりも、「あなたからの贈り物が届き、うれしかった」と具体的に伝わる内容を整えてみてください。
お礼状に使うべき便箋や封筒の選び方

改まったお礼なら、白や淡い色で、柄が控えめな便箋・封筒が選びやすいでしょう。親しい友人には、季節の絵柄や相手の好きなモチーフのカードも使えます。文字を書く場所が十分にあり、本文が読みやすいものを選びます。
封書にするか、はがきにするかは、内容の改まり方と見られてもよい内容かで考えます。個人の体調や家族の詳しい事情などを記すなら、内容が外から見えない封書が向いています。はがきには、共有を控えたい情報を書かないようにしましょう。
改まった封書の組み立て方
拝啓
[送る時季に合う挨拶と、相手を気遣う一文]
このたびは、心のこもったお品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
[品物への感想や、実際の近況を一文]
[相手の健康や暮らしを気遣う結び]
敬具
〇年〇月〇日 差出人氏名
〇〇〇〇様
この枠内は構成用のテンプレートです。角括弧の部分を実際の文章に置き換え、縦書きなら結語・日付・差出人・宛名の位置も整えます。「拝啓」を使ったら、結びを「敬具」でそろえると分かりやすくなります。短いカードでは、無理に頭語と結語を付ける必要はありません。
封筒には相手の氏名と住所、自分の氏名と住所を読みやすく記し、宛名の誤字を確認します。季節の文章を含む手紙の組み立ては、お礼の手紙の書き方と感謝を伝える例文でも紹介しています。
句読点を使わない理由と代替方法

個人宛てのお礼状で、句読点を使うこと自体が一律に失礼となるわけではありません。日常の手紙やメールは、読みやすい場所に「、」「。」を使えます。この記事の日常的なお礼の例文も、読みやすさを考えて句読点を入れています。
一方、儀礼的な挨拶状や慶弔の書状には、句読点を省く慣習があります。古い書状の書式が残っていることなど、由来には複数の説明があるため、「縁を切るから」という一つの説だけで、どの手紙にも禁止と考える必要はありません。
挨拶文で句読点を使わない理由には複数の文献上の説明があることが、図書館の調査事例でも示されています。(出典:国立国会図書館レファレンス協同データベース掲載の調査事例)
句読点を省く場合の見せ方
このたびは 温かいお心遣いをいただき
誠にありがとうございました
いただいたお品は 大切に使わせていただきます
省く場合は、一文を短くし、改行や適度な空白で区切りを示します。これは書式の例であり、どの文章にも大量の空白を入れるという意味ではありません。正式な慶弔の挨拶状を作るときは、扱う場面や家庭・地域の習慣に合わせて整えましょう。
頂き物のお礼状 例文 個人に適した文例集
ここからは、場面別の文例です。日常の短いカードや手紙として使いやすい形を中心にしています。改まった封書にするなら、前章の構成に沿って時候の挨拶、頭語・結語、日付、差出人、宛名を整えてください。
結婚祝い・出産祝いに対するお礼状の文例

結婚祝いでは二人の新生活への気持ち、出産祝いでは品物への感謝や無理のない範囲の近況を添えます。結婚と出産では伝える内容が違うため、同じ例文の名詞だけを替えるより、ひと言の中身を変えましょう。
結婚祝いへのお礼
〇〇様
このたびは、私たちの結婚に際し、素敵な食器をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
二人の新しい暮らしを思って選んでくださったお気持ちが、とてもうれしいです。これからの食卓で大切に使わせていただきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
〇年〇月〇日 □□・△△
出産祝いへのお礼
〇〇様
このたびは、子どもの誕生に際し、温かいお祝いとかわいらしいタオルをありがとうございました。
肌触りのやさしいお品を選んでくださり、お心遣いをうれしく感じております。子どもの毎日の暮らしで大切に使わせていただきます。
落ち着きましたら、近況をご報告できればと思っております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
〇年〇月〇日 □□
「母子ともに元気です」「退院しました」などは、実際の状況に合う場合だけ添えます。体調や子どもの詳しい情報まで説明する必要はありません。写真も必須ではなく、送るなら家族の意向や相手との関係を考えます。
内祝いを贈る場合は、実際の手配に合わせて「心ばかりの内祝いを別便にてお送りいたしました」などと添えられます。発送前に「送りました」と書かないようにし、お礼の連絡自体は、品物の準備が終わるまで待たなくて構いません。
お中元・お歳暮に対するお礼状の文例

お中元・お歳暮のお礼では、季節の挨拶と、無事に受け取ったことを自然につなげます。品物をすでに味わった場合の感想と、これからいただく場合の気持ちは、区別して書きましょう。
お中元を受け取ったとき
〇〇様
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
本日、お贈りいただいた果物が届きました。いつも温かいお心遣いをいただき、ありがとうございます。
家族でいただくのを楽しみにしております。暑さの厳しい折、どうぞご自愛ください。
〇年〇月〇日 □□
お歳暮を受け取ったとき
〇〇様
年の瀬が近づき、寒さも厳しくなってまいりました。
このたびは、お心のこもったお品をありがとうございました。私どものことを気にかけてくださり、うれしく存じます。
どうぞお健やかに新年をお迎えください。
〇年〇月〇日 □□
季節の言葉は、実際に送る時期に合わせて替えてください。上の「年の瀬」や「新年」は、年末向けの例です。まだ年末には早い時期のお歳暮なら、無理にそのまま使わず「寒さが増してまいりました」など、自然な言葉に整えます。
「毎年ありがとうございます」は、継続して贈っていただいているときだけ使います。今回初めての相手へも、前年と同じ文面へも、条件を確かめずに定型句を入れないようにしましょう。
快気祝い・お見舞いのお礼状の文例

この場面では、お見舞いをいただいた側のお礼と、回復した方から快気祝いを受け取った側の連絡を分けます。「快気祝いをいただきました」と書きながら、自分の退院を報告する文章にすると、立場が逆になってしまいます。
お見舞いをいただいた本人からのお礼
〇〇様
療養中は、温かいお言葉とお見舞いをいただき、ありがとうございました。
気にかけてくださったことが、大きな励みになりました。現在も体調に合わせて、無理なく過ごしております。
まずは、お心遣いへのお礼をお伝えしたく、お便りいたしました。どうぞご自愛ください。
〇年〇月〇日 □□
この例は、療養を続けている場合の文章です。実際に退院したなら「おかげさまで退院いたしました」、元の生活へ戻ったならその近況へ書き換えます。「全快しました」と事実以上の回復を伝えたり、詳しい病状を無理に説明したりする必要はありません。
快気祝いを受け取った人からの短い連絡
〇〇様
このたびは、ご丁寧なお心遣いをいただき、ありがとうございます。お贈りいただいたお品を受け取りました。
ご回復の知らせをうかがい、安心いたしました。どうぞご無理のないよう、お過ごしください。
□□
「ご回復の知らせ」は、実際に回復の連絡を受けた場合に使います。療養中の方からの返礼などでは、回復したと決めつけず、「その後、いかがお過ごしでしょうか。どうぞご無理なさらずお過ごしください」と気遣うこともできます。
香典返しに対するお礼状の文例

香典返しを受け取った際は、改めて品物へのお礼状やお返しを用意する必要は、基本的にありません。日常の贈り物とは分けて考えましょう。
香典返し自体が、香典への返礼です。「何も連絡しないと失礼では」と感じても、お礼をさらに重ねる必要はありません。届いたことを知らせたいときは、到着の報告とご遺族への気遣いを、簡潔に伝えます。
はせがわの公式解説でも、香典返しへのお礼は基本的に不要で、受け取った報告は差し支えないとされています。(出典:お仏壇のはせがわ「香典返しとは?」)
到着を知らせる場合の短い文例
〇〇様
本日 ご供養のお品を受け取りました
ご丁寧なお心遣いをいただき 恐れ入ります
どうかご無理なさらず お身体を大切にお過ごしください
〇年〇月〇日 □□
ここでは喜びを表す「うれしいです」「おめでとうございます」や、お祝いの品に使う「ご笑納ください」といった表現を避けます。文面を短くし、返事を求める質問を並べないことも、ご遺族の負担を減らす配慮になります。
なお、ご遺族が香典返しに添える挨拶状は、この例とは送り手が逆です。故人との続柄や法要の報告などを記すため、受け取った人の到着連絡として流用しないでください。弔事の具体的な書式は、宗教・地域・家庭の慣習に合わせて確かめます。
入学・入園祝いのお返しに使えるお礼状の文例

入学・入園祝いへのお礼では、保護者から感謝を伝え、子どもの喜びや様子をひと言添えると温かい文章になります。子ども本人が無理なく書けるなら、短いお礼や絵を添える方法もあります。
保護者からのお礼状
〇〇様
このたびは、子どもの入学に際し、温かいお祝いをありがとうございました。
いただいた文具を前に、新しい学校で使う日を楽しみにしております。子どもの成長を気にかけてくださるお気持ちを、うれしく感じております。
今後とも、親子ともどもよろしくお願いいたします。
〇年〇月〇日 □□
子どもから添える短いメッセージ
〇〇さんへ
入学のお祝いをありがとうございました。いただいたえんぴつを、学校で大切に使います。
□□より
入園の場合は「新しい園での生活を楽しみにしております」などへ替えます。まだ始まっていないのに「毎日元気に通っています」と書かず、登園前か登園後かも確かめましょう。子どもが緊張しているなら、無理に明るい近況を作る必要はありません。
お返しを贈るかどうかは家庭や地域の習慣、相手との関係によります。実際に品物を贈る場合だけ、その旨を添えます。手紙に子どもの学校名や日程などを詳しく書き込む必要もありません。
退職祝いへのお礼状の文例

退職祝いへのお礼では、贈り物への感謝と、これまでの支えへの感謝を伝えます。退職の事情や今後の進路は人それぞれなので、「定年まで勤め上げた」「次の仕事が決まった」といった内容を、事実を確かめずに入れないようにしましょう。
退職祝いを贈ってくださった方へのお礼
〇〇様
このたびは、私の退職に際し、温かいお言葉と素敵な贈り物をありがとうございました。
これまで折に触れて気にかけてくださったことに、心より感謝しております。いただいたお品は、大切に使わせていただきます。
今後とも、変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。〇〇様も、どうぞお健やかにお過ごしください。
〇年〇月〇日 □□
具体的な思い出を加えるなら、実際に支えてもらった場面を一つだけ添えます。「初めて担当した仕事で相談に乗っていただいたことが、今も心に残っています」など、相手との関係に合う言葉にすると自然です。
職場の連名の贈り物なら、代表の方へ「皆様にも、よろしくお伝えいただけましたら幸いです」と添える方法もあります。全員への感謝が伝わるよう、社内で共有される機会や方法を考えましょう。退職の事情や今後の連絡先を、必要以上に広く知らせる必要はありません。
遅れてしまったお礼状を書く際の文例

お礼が遅れたときは、短くお詫びした後、いただいたことへの感謝を伝えます。長い言い訳を書くより、相手が安心して読める内容に整えましょう。遅れたことを気にして、さらに連絡しなくなるのは避けたいところです。
まだ一度もお礼を伝えていなかった場合
〇〇様
このたびは、心のこもった贈り物をありがとうございました。
お礼のご連絡が遅くなり、失礼いたしました。私のために選んでくださったお気持ちを、とてもうれしく感じております。
いただいたお品は、大切に使わせていただきます。まずは、お礼をお伝えしたく、お便りいたしました。
〇年〇月〇日 □□
先に電話やメッセージで伝えていた場合
〇〇様
先日は、素敵なお品をありがとうございました。到着の折にはメッセージでのご連絡となりましたが、改めて感謝をお伝えしたく、お便りいたしました。
いただいたお茶は、休日のひとときに楽しんでおります。温かいお心遣いに、心よりお礼申し上げます。
どうぞご自愛ください。
〇年〇月〇日 □□
二つ目の例は、先に連絡済みで、お茶を実際に飲んでいる場合です。すでにお礼を伝えているのに「連絡もせず申し訳ありません」と書く必要はありません。自分がどこまで伝えたかを振り返って、事実に合う一通にしましょう。
やむを得ない事情を説明したい場合も、必要な範囲で一文にとどめられます。詳しい体調や家庭の事情を明かす義務はありません。差出日を過去の日付にしたり、発送していない品物を発送済みと書いたりしないことも大切です。
よくある質問(Q&A)

お礼状はメールでは失礼ですか?
メールが普段の連絡方法になっている相手なら、到着と感謝をメールで伝える方法があります。改まった贈答や手紙を大切にされる方へは封書も考えますが、年齢や立場だけで一律に決めず、相手との関係に合わせましょう。件名・宛名・名乗りを入れると分かりやすくなります。
LINEでお礼を伝えるのはアリですか?
普段からLINEで交流している相手には、短いお礼を伝えられます。スタンプだけにせず、届いた品物と感謝を文章で添えましょう。既読や返信を催促せず、詳しい私生活の情報や贈り物の写真を、グループへ不用意に共有しないことも大切です。
お礼状を手書きする時間がない場合はどうすればいいですか?
先に到着とお礼を短く連絡し、印刷した手紙やカードを使う方法もあります。手書きにこだわりすぎて連絡が止まらないよう、無理なく伝えられる方法を選びましょう。印刷でも、宛名と品物を具体的にし、読みやすく整えれば、あなたから相手への一通になります。
連名で贈られた品物には、誰にお礼状を送ればよいですか?
代表者がいる場合は、その方へ、皆様への感謝が伝わるように送る方法があります。個々に交流がある場合は、それぞれへ短く伝えてもよいでしょう。代表者だけへのお礼にならないよう、文面を「皆様からの温かいお心遣いに感謝しております」などと整えます。
お礼状に同封してはいけないものはありますか?
お礼状に品物や現金を添えることは必須ではありません。現金を郵送する場合は普通郵便の手紙へそのまま入れず、現金書留を利用します。品物と手紙を一緒に送る場合も、配送方法ごとに信書などの扱いを確認してください。迷ったら郵便局や配送事業者へ確認しましょう。
お礼状の内容をSNSでシェアするのはマナー違反ですか?
私的なやり取りなので、相手の了承なしに全文や写真を公開するのは控えましょう。贈り物の写真から、名前・住所・家族関係などが分かることもあります。共有したい場合は、見せる内容と公開範囲を相手に確認し、宛名や伝票などが写り込んでいないかも見直します。
宛名の「様」以外に適した敬称はありますか?
個人へのお礼状なら、基本はフルネームに「様」で分かりやすく書けます。普段から「先生」と呼ぶ相手には「〇〇先生」とする場合もありますが、「先生様」と重ねないようにします。今回のような個人宛てのお礼で、無理に「殿」や役職名へ変える必要はありません。
お礼状の返事が来たらどう対応すればいい?
挨拶だけで用件が完了していれば、やり取りを終えて構いません。質問や具体的なお誘いがあれば、その内容に返答します。お礼へのお礼を延々と続けるより、相手からの用件や普段の関係に合わせて、自然なところで区切りましょう。
郵送の条件は、日本郵便「現金書留で現金と物品や手紙を同封して送ることはできますか?」も確認してください。現金書留とゆうパックは同じ扱いではありません。
返信をどこまで続けるか迷うときは、お礼に対する返事メールの基本マナーとフレーズも参考にしてください。
頂き物のお礼状例文集【個人向け】まとめ

頂き物へのお礼状は、難しい言葉をたくさん入れるより、届いたことと感謝が分かる一通に整えることが大切です。相手に合わせて形式を選び、あなたが実際に感じたことや、これから使う楽しみをひと言添えてみてください。
送る前の最終チェック
- 贈り主の名前と、届いた品物が一致している
- 到着と感謝が、早い段階で分かる
- 感想・近況・発送状況が、実際の事実に合っている
- 句読点や便箋の形式を、場面に合わせて選んでいる
- 香典返しを、お祝いの贈り物と混同していない
- 日付・差出人・宛先と、テンプレートの置き換えを確認した
手紙がすぐに書けなくても、まず短く連絡する方法があります。遅れてしまっても、そこから伝えられます。お返しの準備や文章の完成度だけに気を取られず、相手が受け取りやすい方法で、今の気持ちを届けましょう。
